専業主婦から仕事を探す!

何の特技も持ってない10年以上のブランクがある専業主婦が仕事を探すために

専業主婦を続けると不幸になる

若い女性の夢は「専業主婦」だと言います。

しかし、専業主婦を13年経験した私の実感を言わせていただくと

専業主婦を続けると不幸になります!

例え夫が仕事を辞めて家庭に入ってほしいと結婚したときに言われたとしても、夫の年収がそれなりに高かったとしても、専業主婦になってしまったり、若い時にどっぷり家庭に入ってしまうのはリスクが高すぎます。

 

理由は3つ

1、女性への評価は25歳をピークに下がり続ける
2、今までの社会と令和からの社会は違う
3、夫に永遠に搾取され続ける

 

1、女性への評価は25歳をピークに下がり続ける

女性は16歳から25歳まではある意味社会的地位が最上です。
婚活しても、就活しても、20代であれば少々難ありでも引く手あまたの状態です。
「女の子」の時期というのは社会の中でも特別な存在で、場合によっては会社の社長より強いです。
誰と喧嘩しても負けることはありません。
美人なら更に強いですが、そうでなくても「若い女性」は特別の存在です。
男性は「若い女性」を手に入れるためにどんなこともいとわないほどの努力をします。
 
ところが、女性の魅力は25歳をピークに下がり続けます。
そして、30歳を超えたとたんに全ての機会が失われていきます。
結婚後もどんどん価値が下がっています。
ところが、当の本人はその渦中にあってはその価値に気が付いていないんですね。
人生のピークが人生の最初に来るのは子役のその後のようで、その後の人生はなかなか厳しいのです。
 
結婚したての時は女性は最も輝いているし、あなたと子供がいるだけで夫は満足しているので、家庭の存在があるだけで夫は満足しています。
恋の魔法もかかっているので、出会いからおよそ8年くらいまでは夢のような時間を過ごすことができるでしょう。
 
しかし、女性の魅力は時間の経過とともに失われていき、子供が自立したとき夫が感じるのは「なんでこのおばさんを俺が養ってやっているのだろう」というわがままな感情です。特に美貌で選ばれた場合はこの落差がひどくなるかもしれません。
夫が素晴らしい男性で「自分の子を育て上げてくれた、一生を共に過ごしたい」と感謝できるような出来た人ならば良いのですが、少なくとも私の夫はそうではありません。
法令線が出てきて老けた」
「最近太った」
「職場の若い女の子が可愛い」と平気で言います。
 
他の奥様を見ていると、私の旦那ほどではないかもしれませんが、遠からず、近からずといった感じです。
結婚する時自分に向けられた夫の言葉をそのまま信じるのはリスクが高すぎます。
 
結婚してからも子供を産み育てている間にも価値は下がり続けていきます。
この間に専業主婦をしていると自分の価値が下がっていることに気が付かず、社会とのブランクが長くなればなるほど自己評価と社会的評価に差が生まれます。
本人は気が付いていないのですが、これは大変なリスクです。
 

2、今までの社会と令和からの社会は違う

働き方改革で収入が減った」と夫は嘆いていませんでしょうか?
これまで残業で稼いでいた人は残業の規定が厳しくなり、残業で稼きにくくなりました。
労働時間の延長限度は、原則として一日8時間、1カ月45時間、1年間360時間を限度としています。1か月45時間と言うのは一日平均2時間15分程度、年間360時間は平均2時間です。
これまでは正社員の男性ならばこれを簡単に超えていた人が結構いたでしょう。
時間外手当で稼いでいた人は多かった人では超過勤務分が半分くらいまで減っているかもしれません。
その一方で役職にある人は「役職手当」という手当が付きますが、残業をいくらしてもそれ以上の手当は出ません。
収入に上限が出来、頑張ればそれだけ稼げる社会ではなくなったのです。
 
また、「同一労働同一賃金」が努力目標となり、これまで正社員と派遣、契約社員が同じ仕事をしていても賃金は倍も違うということがありましたが、これが是正されるようになってきました。
会社で分配できる資金には一定の枠があるわけで、派遣、契約社員にそれだけの賃金を払うということは、正社員の待遇や賃金を削減していく流れになるだろうと言われています。
 
そして、日本社会の終身雇用の崩壊です。
2019年には大企業が大リストラを敢行しています。
朝日新聞みずほ証券、三井E&S、セブン&IHD、日産などの大企業が早期退職者を募集しています。
大企業だけでなく、中小企業がリストラや倒産で仕事を失う可能性は簡単に予測できます。
早期退職を選んだ夫を持つ場合、多分多額の退職金でしばらくは困らないでしょうが、50歳でもいい転職先を探せるような人は珍しく、生活を縮小出来ずに貯金を切り崩していく生活をしているとすぐに行き詰ってしまいます。
気の利いた男性ならば得意先などに有利な条件で転職をしているかもしれませんが、そんな方は少数派でしょう。
逆に早期退職をしなかった夫の場合、職場では「働かないおじさん」である可能性があり、会社が倒産した場合は何のキャリアもないかもしれず、次の就業先を見つけることが非常に困難ですし、仮に就職先が見つかったとしても手取りが激減するかもしれません。
会社から退職を拒絶されている方もいらっしゃるし、このコロナ禍でも転職されていく方もいらっしゃるので一概にそうだとは言えませんが。
夫が家庭でも勉強をし続けてブラッシュアップしているようなタイプでない場合はかなり危険です。
 
公務員はリストラのリスクはありませんが給与は社会全般の平均値を採用しており、一般の会社の給与水準が下がると、公務員の賃金も季節手当も下がります。
 
夫の収入だけに頼れる時代ではなくなったのです。
 

3、夫に永遠に搾取され続ける

自分の自由になるお金はあるでしょうか?
私は初めて自分の給与をもらった時、
「息が出来る気持ちになった」ことを覚えています。
ホームセンターでのレジパートでいただいた、わずか35000円程度の給与です。
これで「イチゴ」が買える。と思ったものです。
たかが「イチゴ」と思いますか?
専業主婦をしているとイチゴは割高の贅沢品です。
そんなことですから、自己投資もおしゃれもできません。
夫の給与から自分の小遣いを出せば良いのでしょうが、将来のことを思うとできるだけ贅沢をしないでいたいと思うと、様々な我慢をしなくてはならなくなります。
 
それから、夫の機嫌で家庭内は不穏な空気になったりはしないでしょうか?
夫の仕事が厳しいとストレスを家庭内で発散するようになるかもしれません。
夫だけが自分の世界のよりどころになってしまうと、夫の機嫌次第で自分の立場もゆらぐので常に不安定な気持ちになります。
少なくとも私はそうでしたし、暴力も受けました。
 
あるいは、夫が不倫などしようものなら家庭は大きく揺らぎます。
離婚して子供の養育費を請求しても、5割は不払いになるそうです。
 

注意!慰謝料の未払い割合はなんと50%

統計的には、約50%もの高い割合で慰謝料の支払いが途中で止まり、未払いとなってしまっています。この原因は、合意内容を単に個人の離婚協議書として記録に残しただけでは、証拠にはなるものの、法的強制執行力が無く、未払い請求の手続きが非常に煩雑となってしまうからです。

引用元:慰謝料の時効と未払い|離婚問題トータルサポート大阪

 
私が夫と立ち向かえたのは自分の収入があったおかげです。
いざとなったら子供を連れて離婚しようと思える収入があったおかげで私は身を守ることができました。
 
妻が専業主婦の場合、夫はほぼ家事は何もしません。
専業主婦ならば、仕事として割り切れるかもしれませんが、夫から給与を渡されていると夫に何も言えない状況になります。
夫が働いている間はそれでも収入源なので我慢ができます。
しかし、仕事をしている間手伝わなかった夫は退職後も手伝ったりはしません。
 
私の父も、義父も家事を手伝ったりなどせず、地区の役員をやりたがったり、趣味に一日中明け暮れるなど、家事的なことは一切やろうとしていませんでした。
今の若い男性なら違うのでしょうか?
そうではないと思います。
今の若い妻たちの悩みもまた、男性が家事に非協力的なことで、頻繁に記事は上がり、そこに寄せられるコメントには女性の不満と男性からは女性への蔑視の言葉です。
 
この状況になった時、身動きが取れないと夫とは主従関係になってしまい、自ら家政婦と言う立場に甘んじ、欲しいモノも買えない、常に節約のことしか考えられない毎日に埋没していきます。
一生自由を奪われ、家庭内で最低の立ち位置にいる家政婦として家族に下げずまれながら人生を終えることになるかもしれません。
専業主婦を選ぶということは、あなたの貴重な時間を永遠に夫に搾取され続けるのです。
 

最後に

日本の社会は働こうとする女性へのフォローが不十分ながらも拡大してきています。
また、賃金格差が無くなってきており、共働きのほうが有利な社会になってきました。
家事を助けてくれる家電も性能の良いものが出てきており、宅配も充実してきていますし、家事時間はかなり短縮することが可能になっています。
これからの女性は働いたほうがより豊かな人生を歩める時代になり、専業主婦を続けることはリスクが高いです。
外に出ていないと社会人としての魅力がなくなり、夫を理解できない、理解されないことで一般的に離婚理由によく挙がる「価値観の不一致」にもつながります。
自信を失い、夫と対等の立場でないこともリスクが高すぎます。
専業主婦は短期間で終わらせ、出来るだけ早く社会復帰したほうがよいです。